2026-05-21
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【特別対談】“売れる“を確信に変える|フィリピン消費者の心に火をつけるのは 泥臭いまでの“リアルな体験”

フィリピン市場の最前線で走りながら、現地の熱狂と消費者の衝動を毎日肌で感じているお二人。街頭でのサンプリング、緻密な市場調査、現地パートナーとの粘り強い交渉。そのすべてに、日本企業の挑戦を成功へ導く「可能性」のかたちがある。今回は、AXIA Promotion & Trading Philippines Corporation の金田大樹氏と藤田知久氏に、フィリピン市場のリアルと、提供サービスのこと、この事業への想いを聞いた。
―――SECTION 01 — MARKET POTENTIAL
なぜ「フィリピン」なのか。
データと熱量が一致する稀有な市場。
Q.数ある東南アジア諸国のなかで、なぜフィリピンを事業の主戦場に選んだのですか?

フィリピン市場を、金田氏は一言で「可能性」と表現する。だが、その言葉の裏には具体的な根拠がある。東南アジアのなかでも際立った若年層の人口構成、急成長する中間層、そして世界トップクラスのSNS利用率。「データが示す可能性」と「現地で肌で感じる熱量」が、完全に一致している市場。それがフィリピンだという。
金田氏がフィリピンに目を向けたきっかけは、東南アジア全体を俯瞰したときの「非対称性」にあった。他の主要市場がすでに日系企業で埋まりつつあるなかで、フィリピンだけが依然として空白に近い状態だったのだ。
—金田 大樹
東南アジアの他の市場では、日系企業がすでに多く参入しています。でもフィリピンは、まだ本格的に進出している会社が少ない。消費意欲が高く、購買力も伸びている。そして私たちには、現地で長く活動してきた実行力とコネクションがある。ここを選んだのは、そういった理由が重なった結果です。

一方、藤田氏がフィリピンに惚れ込んだのは、「人」そのものだった。他のアジア圏とは一線を画す、あの底抜けの明るさと陽気さ。ビジネスの話をしていても、気がつけば笑いが絶えない。そのエネルギーが、そのまま消費の熱量につながっているというのが、長年現地に根ざした藤田氏の実感だ。

—藤田 知久
フィリピン人の明るさは、他のアジア諸国とは全然違うんです。どんな状況でも笑顔でいられる国民性とでも言いましょうか。その明るさがビジネスにも直結していて、気に入ったら即買う、良かったらすぐ友達に教える。衝動的で、感情で動く市場です。あのエネルギーを一度体感すると、もう離れられない。
―――SECTION 02 — CONSUMER BEHAVIOR
給料日の「爆発」が、
市場の本質を教えてくれる。
Q.フィリピンの消費者を理解するうえで、まず日本企業が押さえておくべきポイントは何でしょうか?
フィリピンの消費行動を理解するうえで、まず知っておくべきことがある。月2回の給料日(15日と30日)の前後に、市場は劇的に動く——その振れ幅は、日本人の金銭感覚では想像しにくいほどだ。節約期間に溜め込んだ購買欲が、給料日を境に一気に解放される。
その様子は、数字にも表れている。給料日直後の週は、モール内の飲食店や雑貨店の売上が平常時の2〜3倍に跳ね上がることもあるという。こうした消費の「リズム」を把握しているかどうかが、販促施策の精度に直結する。
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フィリピン市場攻略の「本質」を全公開。
本記事は、インタビュー全文のうち約4割の公開となります。残り6割では、「Ber months」を含む消費サイクル攻略法、デジタル飽和時代に「アンチAI」を選ぶ戦略的根拠、サンプリング実施プロセスの全貌、そして「数十万円の投資が数億円の確信に変わる」具体的な仕組みまで、AXIAの全ノウハウを公開しています。

執筆者
金田 大樹
鉄鋼専門商社や株式会社ネオキャリアのフィリピン現地法人での勤務を経て、リサーチ事業にて起業。中堅~大手の調査会社やコンサルティング会社のリサーチのプロジェクト管理を行った。その後、AXIA Marketing(アクシアマーケティング)株式会社を設立し、代表取締役に就任。フィリピン市場の成長を受けて、「AXIA Promotion & Trading Philippines Corporation」を立ち上げ。上場企業をはじめ、多くの企業の成長を「価値ある情報提供力」でサポートしている。
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